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香港のエフ・ビー・リョンが初優勝

師であるポールとロイデンに肩を並べる

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香港の新たなヒーロー誕生の瞬間だった。
9月15日(日)台中で開催されたTHE WORLD STAGE 4で、エフ・ビー・リョン(香港)が初優勝を飾った。前ステージはベスト8の成績に加え今回の優勝したことで、年間ランキングは3位に急浮上した。

リョンは、THE WORLDだけでなく、香港ツアーや SOUTH CHINA TOURなどアジアで開催される大会にも精力的に活動を行っている。
「日々努力と練習を積んでいれば、必ず結果が出る」とはポール・リムの言葉だ。
「僕はポールやロイデンを師と仰いでいます。彼らの築いてきた道を僕も通りたいと思っているんです。そのために日々努力を重ねているし、THE WORLD優勝というひとつの結果を残すことができました」

師と仰ぐ両者は今シーズン共にステージ優勝をしている。ロイデン・ラムがSTAGE 1で優勝、ポール・リムがSTAGE 3で優勝。そして今回のSTAGE 4でリョンが優勝し、ついに憧れの彼らと肩を並べることになった。
準決勝では、年間ランキング1位のボリス・カリチュマー(クロアチア)を相手にストレートで勝利し決勝へ駒を進めた。

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リョン同様に初の決勝に挑んだ龍波光彦(日本)。昨シーズンのGRAND FINALに出場した日本のプロプレイヤーだ。龍波は昨年の台湾でもベスト8と好成績を収めており、相性の良い開催地になっている。決勝戦の内容はリョンが準決勝の勢いのまま、圧巻のパフォーマンスで優勝の栄冠を手にした。

波乱のステージ

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年間ランキング3位につけていたロイデン・ラムが序盤のベスト128、ポール・リムはベスト 64、レオナルド・ゲイツはベスト 32と強豪の序盤の敗退が相次ぐ波乱のステージとなった。

STAGE 4終了時の年間ランキングトップランカーとのSTAGE 4での成績は以下。
1位 ボリス・カリチュマー:ベスト 4
2位 ポール・リム:ベスト 64
3位 エフ・ビー・リョン:優勝
4位 プポ・テン・リー:ベスト 8
4位 ホセ・フスティシア:ベスト 8
6位 ロイデン・ラム ベスト 128
7位 レオナルド・ゲイツ:ベスト 32
8位 小野恵太:ベスト 16
8位 レスリー・リー:ベスト 32

地元台湾勢の活躍

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波乱のステージとなった中、地元台湾の選手たちがエンゾ・リャオ ベスト4、プポ・テン・リー ベスト 8と活躍し、会場の地元ファンを沸かせた。
この2人は前日、SUPER DARTS出場権の枠が与えられる台湾の大会CC1Kでも対戦しており、THE WORLDの舞台でリマッチとなった。
結果はCC1K、THE WORLDともにリャオが勝利し、新たな台湾人スター選手誕生を予感させた。

また前日のSHOOT OUT予選で特筆事項は二つ。大和久 明彦(日本)が1万点オーバーを得点しSHOOT OUT賞を獲得。また女子ハードダーツで世界一のタイトルを持つ鈴木未来(日本)も1万点オーバーし3位の好成績を収めた。

SUPER DARTS出場枠はランキング上位4名だが、今回の優勝でリョンが一気に候補に躍り出て、ランキングは混戦模様だ。次回はいよいよ最終ステージとなり、年間ランキングが確定する。12月7日(土)に香港より開催予定。

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