SOFT DARTS WORLD CHAMPIONSHIP THE WORLD

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TOP コラム 雑観記事 - THE WORLD 2016 STAGE 2 -

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「言葉では言い表せないほどとても幸せです」
6/19(日)にフランスでTHE WORLD 2016 STAGE 2が開催。優勝したアメリカのアレックス・レイズは決勝直後のインタビューで満面の笑みを浮かべてそう答えた。
2015年よりTHE WORLDに参戦し、早くも初優勝という夢を実現したレイズ。確かな実績とともに、晴れて世界の強豪の仲間入りを果たすこととなった。

観客を魅了するワールドクラスのプレイ

予選ラウンドロビンを全試合ストレート勝ちという強さで通過したレイズは、決勝トーナメントに入ってもパフォーマンスを落とすことなく快調に駒を進めていった。
準決勝の相手は、3年連続年間チャンピオンを狙うクロアチアのボリス・カリチュマー。最終レグまでもつれ込む大接戦となったが、最後は後攻ながらも2連続9マークでリードを奪ったレイズがゲームを制し、決勝進出を果たした。

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アメリカの選手同士の対決となった決勝戦。対するレオナルド・ゲイツは、昨年果たせなかった年間チャンピオンの夢を叶えるべく、今季初優勝に向けて闘志を燃やす。
試合のターニングポイントとなったのは、1-1で迎えたレグ3。1000点を超える激しい撃ち合いが繰り広げられたが、これをレイズが制してブレイク。いち早く優勝に王手をかけた。
両者がより集中力を高めて挑んだレグ4は、お互いにブルを外さない完璧なプレイを続け、ラウンド5開始時には残り101点で並ぶことに。これぞ決勝戦といえるハイレベルな試合に観客が興奮を覚えるなか、先攻のレイズが放った1投目はブルに命中。そして間をあけることもなく、これまでと同じリズムで放った2投目がT17を捉えた瞬間、初優勝を称える歓声が会場を包み込んだ。

観客を沸かしたシリル・ブロの活躍

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準決勝でゲイツに敗れはしたものの、今大会でもっとも観客の声援を集めていたシリル・ブロ。開催国であるフランスを代表する選手であり、各国を代表する16名が激闘を繰り広げた「SUPER DARTS 2013」に出場したことからも、その名を耳にしたファンも多いはずだ。

ブロは2012年よりTHE WORLDに参戦。2015年は全試合に出場できなかったものの、年間ランキングでは31位にランクインしている。今季は、STAGE 2で自身初となる3位-4位に入賞を果たし、年間ランキングでも5位に急浮上。この結果を受けて更なる飛躍を果たすのか、今後の活躍に注目したい。

カリチュマーが首位をキープ

▼年間ランキング順位
順位名前
1stボリス・カリチュマー
2ndレオナルド・ゲイツ
3rdアレックス・レイズ

年間ランキングの行方は、優勝したレイズが3位に、そして準優勝のゲイツが2位に浮上。STAGE 2でもしっかりポイントを稼いだカリチュマーがトップの座を守ったものの、そのポイント差はわずかとなっている。もちろん、4位以下の選手にもまだまだチャンスは残っており、一度でも優勝や準優勝を果たせば、一気に首位に躍り出ることも可能。なかでも安定してポイントを稼いでいる、シンガポールのハリス・リムや香港のロイデン・ラム、さらにはスペインのマーティン・マーティや日本の佐藤祐太郎の動向は気になるところだ。

今季は昨年よりもSTAGE数が少ないこともあり、折り返し地点となる次のSTAGE 3の結果が年間ランキング争いに大きな影響を与えてきそうだ。
8/14(日)に台北で開催されるTHE WORLD 2016 STAGE 3をお見逃しなく。